TOI-1749

TOI-1749
仮符号・別名 TOI 1749
分類 恒星
軌道要素と性質
惑星の数 3
位置
赤経 (RA, α)  18h 50m 56.93s[1]
赤緯 (Dec, δ) +64° 25′ 10.08″[1]
年周視差 (π) 10.0582 ± 0.0095ミリ秒[2]
(誤差0.1%)
距離 324.3 ± 0.3 光年[注 1]
(99.42 ± 0.09 パーセク[注 1]
物理的性質
半径 0.55±0.03 R[2]
質量 0.58±0.03 M[2]
表面重力 4.70±0.05 cgs[2]
スペクトル分類 M0V[2]
表面温度 3985±55 K[2]
金属量[Fe/H] −0.26±0.08[2]
年齢 >8 億年[2]
他のカタログでの名称
TIC 233602827[2]
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TOI-1749とは、地球から約324光年離れた位置に存在する恒星である。スペクトル分類はM0V。TIC 233602827等と言う名称も持つ[2]

大きさの比較
太陽 TOI-1749
太陽 Exoplanet

惑星系

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TOI-1749の惑星[2]
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 軌道傾斜角 半径
b 1.9+2.2
−1.3
 M
0.0291±0.0005 2.38839+0.00031
−0.00066
0.02+0.06
−0.02
86.4+0.9
−0.6
°
1.39+0.21
−0.19
 R
c 2.1+5.7
−1.6
 M
0.0443±0.0008 4.4929+0.0038
−0.0027
0.007+0.007
−0.005
88.8+1.0
−0.3
°
2.12±0.12 R
d 4.3+6.2
−3.5
 M
0.0707±0.0012 9.0497+0.0049
−0.0032
0.015+0.017
−0.011
88.53+0.11
−0.09
°
2.52±0.15 R

TOI-1749はトランジット法を用いたTESSによって観測され、公転周期が4.49日と9.05日とされた2つの惑星候補が発見され、それらは「TOI-1749.01」「TOI-1749.02」と指定された。また、「TOI-1749.03」と指定された追加の惑星候補も発見され、主星から近い順に.03、.01、.02となっている。これらの惑星候補はフォローアップ観測を経て、それぞれ「TOI-1749 b」「TOI-1749 c」「TOI-1749 d」として2021年に確認、これらの惑星の発見を報告するarXivの論文は2021年7月12日に公表された[2]

これら3つの太陽系外惑星は、bが地球型惑星スーパー・アース)、c・dが海王星型惑星ミニ・ネプチューン)である。これらの惑星は、元々はすべて水素の外層を持っていたと考えられるが、後に最も内側を公転するbの水素の外層のみが失われ、現在の姿になったと考えられている[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算

出典

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  1. ^ a b TESS Project Candidates”. NASA. 2021年7月17日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m TOI-1749: an M dwarf with a Trio of Planets including a Near-Resonant Pair”. arXiv. 2021年7月17日閲覧。

関連項目 

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