The Battle for Wesnoth
タイトル画面 (1.12) | |
ジャンル | ターン制ストラテジー |
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対応機種 | クロスプラットフォーム |
開発元 | David White ほか[1] |
ライセンス | GPLv2など |
人数 | 1人、複数(対戦) |
発売日 | 1.0 / 2005年10月2日 |
最新版 | 1.17.2/ 2022年3月21日[2] |
ダウンロードコンテンツ | アドオンシナリオなど |
『The Battle for Wesnoth』(ザ・バトル・フォー・ウェスノス)は、2003年からオープンソースで開発が進められているターン制戦術ウォー・シミュレーションゲームである。無償で遊ぶことのできるフリーゲームに分類される。
LinuxとWindows、Mac OS、iPhoneなどのオペレーティングシステムに対応しており、itch.ioやSteamに加えてWindows Package Managerでも配信されている。また、日本語を含む様々な言語への翻訳が行われており、未訳部分については英語の原文に置き換えて表示される[注釈 1]。
概要
[編集]基本的な勝利条件は、敵勢力のリーダーユニットを倒す(体力を0にする)ことである。キャンペーンによっては別の勝利条件が設定されていることがあり、「自軍のリーダーをマップの特定の場所まで移動させる」、「決められたターンまで生き残る」などがある。
特徴
[編集]- 豊富なアドオン
- ユーザーによって作成されたキャンペーンやマップ、ユニットをダウンロードできる。
- ネットワーク対戦
- 世界中のプレイヤーと対戦することができる。日本語は利用できないがチャット機能もある。
- 多種多様なユニット
- 騎士・魔術師・盗賊などの人間に加え、エルフ、ドワーフ、トロール、ドレイク(ドラゴン)、オークなどのユニットがいる。この他にもキャンペーンによって独自のユニットが用意されているほか、マップの時代設定によっても使用できるユニットは異なる。ユニットは戦闘で経験値をためることによりレベルアップし、能力や外観、役職が変化する。
- 美しいグラフィックとサウンド
- ユニットとマップはすべてドットで描かれており、ユニットの攻撃の際にはアニメーションがある。BGMと効果音もすべてオリジナルである。
- ユーザーに親切な設計
- ユニットの移動やメニューの選択は主にマウスを使用するが、キーボード用のコマンドもある。ユニットの攻撃時には、攻撃方法ごとに予想ダメージと命中率が表示される。
- オートセーブ機能があり、ターンごとにセーブファイルが作成されるので、何度でもやり直しがきく。
- リプレイもセーブと同様に自動的に保存される。
- 時間の概念
- 戦闘フィールドには時間の概念があり、ターンを進めることで昼夜が変化する。ユニットは「秩序」、「混沌」、「中立」のいずれかの属性を持ち、時間によって強さが変わる。
- ユニットは雇用する
- リーダーが「主塔」と呼ばれる拠点にいなければユニットを雇用することはできない。さらにユニットの雇用には資金が必要であり、資金は「村」を占領することで手に入る。敵によってすでに占領されている村に自軍のユニットを置くと、その村を自軍で占領したことになる。また、村には防御力上昇の効果と回復効果があるため、村を奪い合うことも重要な駆け引きとなる。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 翻訳はGNU gettextで実現している。したがって厳密に言えば「英語の原文に対する訳文が存在する場合は、その英文を訳文で置き換える」という処理を行っている。
出典
[編集]- ^ “Credits”. wesnoth.org. 2017年2月9日閲覧。
- ^ https://forums.wesnoth.org/viewtopic.php?t=55532
外部リンク
[編集]- The Battle for Wesnoth - 公式サイト