Vuze
Azureus 2.5.0.0 | |
開発元 | The Vuze Team |
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最新版 | 5.7.6.0 - 2017年11月2日[1] [±] |
リポジトリ | |
対応OS | クロスプラットフォーム(Windows, Mac OS X, Linux, FreeBSD) |
プラットフォーム | Java |
種別 | ファイル共有ソフト |
ライセンス | GPL |
公式サイト | azureus.sourceforge.net |
Vuze(ヴューズ)は、Windows、Mac OS X、Linux、FreeBSDで動作するオープンソースのBitTorrentクライアントである。GNU General Public License下で配布されている。Java仮想マシンがインストールされたコンピューターで利用できる。
2003年よりVuze, Inc(旧Zureus, Inc)がコアデベロッパーとして開発。最初のリリースは2003年6月、Azureus(アズレウス)という名称でSourceForge.netにて行われた。当時はSWTを用いた実験的なソフトウェアとして開発されていたが、今ではSourceForge.netの代表的なプロジェクトの一つ[2]となっている。
現在このソフトウェアは、中核となるBitTorrentクライアントであるAzureusと、動画の共有やチャットなどの機能を提供するGUIであるVuzeとを合わせた構成になっている。
機能
[編集]Vuzeは、標準BitTorrentクライアントより大幅に機能が強化された設計をされており、各種プラグインによってさらに機能を持たせることもできる。I2PやTorなどの匿名通信プロトコルに対応している。以下に特徴的なものを挙げる。
- 健康状態
- ダウンロードのレジューム
- 通常のダウンロードの再開はもちろん、予期せぬエラーなどによりダウンロードの進捗情報なども消失してしまった場合でも自動的にダウンロードの進捗を計算し直し、再開する機能がある。
- 詳細なTorrent情報の表示
- 接続中、接続待機中のピアの一覧・ピース(ファイルの断片)の取得完了情報などを表示する。他にも現在通信中のピース情報、Torrentに記述されている各ダウンロードファイルごとのピース取得完了情報などをグラフで詳細に表示する。ファイルごとの優先度設定も変更できる。
- プロトコルの暗号化
- 通信を暗号化する機能。ただしこれはプロトコルを暗号化するだけであって、匿名性はない。
- swarm
- ピアとの通信状況をグラフィカルに表示する機能。
- Torrentファイルの作成
- ウィザードによってTorrentファイルを作成できる。Azureusは自身がトラッカーとなるのでTorrentファイルを作成したら、そのまま配布できる(一般的な意味でのトラッカーは不要)。
- Rating(Pluginにて提供)
- Torrentファイルごとのレーティング(5段階評価)や、コメントを共有する機能。
- UPnP(Pluginにて提供)
- ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ (UPnP) 対応ルータを使っているときに、自動的にポートを割り当てる機能
- UPnP Media Server(Pluginにて提供)
- 分散データベース(Pluginにて提供)
- LAN Peer Finder(Pluginにて提供)
- 通常のネットワークに加えて、LAN内部でAzureusネットワークを構築する機能
- Azureus Update(Pluginにて提供)
- ソフトウェア本体・プラグインのバージョンアップを感知し、Torrentネットワークを使って自動的にダウンロードする。ブラウザを起動することなくバージョンアップが可能。
- SMS Notifications(Pluginにて提供)
- 各ダウンロードの完了状況などをSMSにて知らせる機能
- Web UI(Pluginにて提供)
- HTTP通信によって、外部からAzureusを操作する機能。
Azureusという名前の由来
[編集]旧名称の「アズレウス」とは南アメリカ原産のヤドクガエル科の一種「コバルトヤドクガエル」(学名:Dendrobates azureus)の種名に由来する。シンボルマークで描かれているのはこのコバルトヤドクガエルである。共同開発者であるTyler Pitchfordが命名。
脚注
[編集]- ^ “Vuze - Azureus / News: Recent posts” (英語). 2018年4月14日閲覧。
- ^ SourceForge Top Projects