加太駅 (和歌山県)

加太駅
駅舎(2018年12月)
かだ
KADA
NK44-6 磯ノ浦 (2.5 km)
地図
所在地 和歌山県和歌山市加太1038番地1
北緯34度16分30.46秒 東経135度4分51.88秒 / 北緯34.2751278度 東経135.0810778度 / 34.2751278; 135.0810778座標: 北緯34度16分30.46秒 東経135度4分51.88秒 / 北緯34.2751278度 東経135.0810778度 / 34.2751278; 135.0810778
駅番号 NK 44-7
所属事業者 南海電気鉄道
所属路線 加太線
キロ程 9.6km(紀ノ川起点)
和歌山市から12.2 km
電報略号 カタ
駅構造 地上駅
ホーム 頭端式 2面2線[1]
乗降人員
-統計年度-
[利用客数 1]462人/日
-2020年-
開業年月日 1912年明治45年)6月16日[2][3]
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加太駅(かだえき)は、和歌山県和歌山市加太にある[1][2][4]南海電気鉄道加太線で同線の終着駅である[1][3]駅番号NK44-7[4]

南海電鉄及び和歌山県最西端の駅であり、近畿地方および本州大手私鉄で最西端に位置する駅である[3][注 1][注 2][注 3]

歴史

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駅構造

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ホーム(2008年7月)

櫛形2面2線のホームを持つ地上駅である[1]。駅舎手前の1番ホームと、その北西側の2番ホームとがある。 夜間滞泊も行っている。南海の支線の終点で夜間留置があるのは当駅のみである。駅長配置駅となっており、加太線の各駅を管轄している。

駅舎は加太線開業時以来のもので[1][2]、レンガ造りの基礎をはじめ洋風の外観は大きく変わってはいない[2][10]。 ホームの上屋支柱には開業時のレールが再利用されている[1][10]

のりば

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のりば 路線 行先[11] 備考
1・2 加太線 なんば関西空港和歌山市方面 2番のりばは早朝の一部列車のみ
  • 2番ホームを使用するのは早朝5時台・6時台と平日の21時台にそれぞれ1本ずつ、合計2本(平日は3本)のみとなっており、ほぼすべての列車が1番ホームを使用する。

利用状況

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2020年(令和2年)度の調査結果では、1日あたりの平均乗降人員462人[利用客数 1]

長期にわたり利用者数は減少傾向にあったが、近年は「加太さかな線プロジェクト」などの路線振興策も奏功し[1][3][12]、横ばいとなっている。

近年の1日あたり平均乗降人員は下記のとおり。

年度 1日平均
乗降人員
順位 出典
1980年(昭和55年) 3,262 [和歌山県統計 1]
1985年(昭和60年) 2,641 [和歌山県統計 1]
1990年(平成02年) 2,186 [和歌山県統計 1]
1995年(平成07年) 1,674 [和歌山県統計 1]
2000年(平成12年) 1,261 [和歌山県統計 1]
2001年(平成13年) 1,172 [和歌山県統計 1]
2002年(平成14年) 1,090 [和歌山県統計 1]
2003年(平成15年) 1,021 [和歌山県統計 1]
2004年(平成16年) 956 [和歌山県統計 1]
2005年(平成17年) 904 [和歌山県統計 1]
2006年(平成18年) 866 [和歌山県統計 1]
2007年(平成19年) 852 [和歌山県統計 1]
2008年(平成20年) 815 [和歌山県統計 1]
2009年(平成21年) 760 [和歌山県統計 1]
2010年(平成22年) 724 [和歌山県統計 1]
2011年(平成23年) 679 [和歌山県統計 1]
2012年(平成24年) 713 [和歌山県統計 1]
2013年(平成25年) 721 [和歌山県統計 1]
2014年(平成26年) 688 [和歌山県統計 1]
2015年(平成27年) 720 [和歌山県統計 1]
2016年(平成28年) 781 [和歌山県統計 1]
2017年(平成29年) 767 [和歌山県統計 1]
2018年(平成30年) 717 [利用客数 1][和歌山県統計 1]
2019年(令和元年) 660 78位 [利用客数 1][和歌山県統計 1]
2020年(令和02年) 462 79位 [利用客数 1]
2021年(令和 3年) 488 79位 [13]

駅周辺

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駅周辺にはタクシー乗り場やバス停がある。

バス路線

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和歌山市デマンド型乗合タクシー 加太地区[14]
  • 大川系統(大川 - 加太駅 - 松源前)
  • 淡嶋神社系統(淡嶋神社 - 加太駅 - 松源前)
  • サニータウン系統(サニータウン自治会館 - 加太駅 - 松源前)

上記路線が各4往復運行されている。

以前は以下の停留所が存在したが、2016年4月1日、路線系統と共に廃止された[15]

隣の駅

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南海電気鉄道
加太線
磯ノ浦駅 (NK44-6) - 加太駅 (NK44-7)

脚注

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注釈

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  1. ^ 兵庫県の私鉄である神戸電鉄山陽電気鉄道の駅は加太駅よりも西にあるものの、両社は大手私鉄として扱われていない。また、日本最西端の大手私鉄である西日本鉄道九州に位置するため、結果として当駅が近畿および本州最西端の大手私鉄の駅となる。
  2. ^ なお、準大手私鉄を含めた場合には山陽電気鉄道山陽網干駅が近畿最西端となり、加太駅を通る東経は同社の山陽塩屋駅-滝の茶屋駅間を通過する。
  3. ^ 南海電鉄における最東端は橋本駅、最南端は和歌山港駅、最北端は汐見橋駅である。

出典

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本文中の出典

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  1. ^ a b c d e f g h 鼠入昌史『終着駅巡礼』イカロス出版、2016年12月25日、88頁。ISBN 978-4-8022-0259-6 
  2. ^ a b c d e 杉崎行恭『旅鉄BOOKS 025 木造駅舎紀行200選』山と渓谷社、2020年3月10日、108頁。ISBN 978-4-635-82209-1 
  3. ^ a b c d e f g h 閑散路線「南海加太線」が人気路線に様変わりーー鯛で人を釣った「めでたいでんしゃ」”. GetNavi web (2019年1月19日). 2022年1月8日閲覧。
  4. ^ a b c 南海電気鉄道株式会社 (2021年8月). “2021 HAND BOOK NANKAI”. p. 64-65. 2021年8月14日閲覧。
  5. ^ a b c d e 今尾恵介 (監修)『日本鉄道旅行地図帳 8号 関西1』新潮社、2008年12月18日、36頁。ISBN 978-4-10-790026-5 
  6. ^ 南海加太線が100周年 - 記念入場券に記念ヘッドマーク列車の運行も”. マイナビニュース (2012年6月6日). 2022年1月8日閲覧。
  7. ^ 亀位匡宏 (2005年10月). “南海加太線むかしむかし”. 和歌山社会経済研究所. 2021年8月14日閲覧。
  8. ^ 南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
  9. ^ 南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
  10. ^ a b 紀州近代化遺産めぐり 「南海加太線 加太駅舎」 (和歌山県建築士会)、2021年8月14日閲覧
  11. ^ 加太駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
  12. ^ “【ビジネスの裏側】「駅長たま」に続け、南海・加太線が「めでたいでんしゃ」で快走”. 産経ニュース. (2017年5月16日). https://www.sankei.com/article/20170516-EAWFUPUAYRLUPEKLCMNCZN2GRM/ 2022年1月8日閲覧。 
  13. ^ ハンドブック南海2022年度版 (PDF)
  14. ^ 加太地区本格運行計画” (PDF). 和歌山市. 2021年8月14日閲覧。
  15. ^ 路線廃止のお知らせ(深山線74系統 南海和歌山市駅~古屋~つつじが丘3丁目~深山) - ウェイバックマシン(2016年5月9日アーカイブ分)、2021年8月14日閲覧

利用状況の出典

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和歌山県公共交通機関等資料集
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 令和元年度和歌山県公共交通機関等資料集” (PDF). 和歌山県企画部地域振興局総合交通政策課. 2021年8月14日閲覧。
南海電気鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c d e 南海電気鉄道株式会社 (2021年8月). “2021 HAND BOOK NANKAI”. p. 77. 2021年8月14日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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