支度部屋

支度部屋(したくべや)とは、大相撲において力士が場所入りしたのちに使用する控え室のことである[1]

概説

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東西に1室ずつ設けられ、当日のに応じていずれかの部屋に入る。入室できるのは力士、床山と、許可を受けた記者、関係者のみである。また、男性の更衣に用いる部屋であるため、女性は入室禁止である[2]。入室した力士は床山に髷を結ってもらい、土俵入り及び取組の準備をする。

部屋自体は横綱から新弟子まで共用であるが、部屋の一番奥の場所は横綱が使用するのが慣わしである[3]関取明荷を持ち込むことができ、明荷を置いて場所とりができるが、取的力士には認められず、取的力士の荷物は風呂敷に包んで他の力士の邪魔にならない場所に置いておく。

支度部屋には、取組を終えた力士が砂や土などを洗い流せるように風呂・シャワーが併設されている。通常は東西の支度部屋にそれぞれ風呂場があるが、名古屋場所の会場である愛知県体育館では東西の風呂場が隣接している[4]。このほかトイレもあり、力士用に特別にサイズ等を拡大した「力士用便器」が設置されている[5]

千秋楽の表彰式前には、優勝力士が東の支度部屋一番奥で式を待つ。西方力士が優勝した場合でも、表彰式までに東へ移動する。

脚注

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関連項目

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