ダニー・バレンシア

ダニー・バレンシア
Danny Valencia
ボルチモア・オリオールズ時代
(2018年5月9日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イスラエルの旗 イスラエル
出身地 フロリダ州マイアミ
生年月日 (1984-09-19) 1984年9月19日(40歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手一塁手左翼手右翼手
プロ入り 2006年 MLBドラフト19巡目
初出場 2010年6月3日 シアトル・マリナーズ
最終出場 2018年8月8日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム イスラエルの旗 イスラエル
五輪 2021年
WBC 2023年

ダニー・バレンシア: Danny Valencia, 1984年9月19日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ出身の元プロ野球選手三塁手一塁手外野手)。右投右打。

経歴

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プロ入り前

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フロリダ州マイアミユダヤ系アメリカ人の母と、キューバから移住してきた父の下に生まれる[1]

プロ入りとツインズ時代

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ミネソタ・ツインズ時代
(2012年4月6日)

マイアミ大学から、2006年ドラフト19巡目でミネソタ・ツインズに入団[2]

2010年は、6月3日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー[2]。以後、ツインズの正三塁手となる。

レッドソックス時代

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ボストン・レッドソックス時代
(2012年9月28日)

2012年8月5日にジェレミース・ピネダとのトレードで、ボストン・レッドソックスへ移籍[2]

オリオールズ時代

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ボルチモア・オリオールズ時代
(2013年5月20日)

2012年11月28日にトレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した[3]

ロイヤルズ時代 

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2013年12月18日にデビッド・ロウとのトレードで、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[4]

2014年2月21日にロイヤルズと1年契約に合意した[5]。開幕後は36試合に出場し、打率.282・2本塁打・11打点だった[2]

ブルージェイズ時代

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2014年7月28日にリアム・ヘンドリックスエリック・クラッツとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[6]

2015年は内外野のユーティリティ (主に左翼手三塁手) で起用され、58試合に出場。ポジションが固定されない中、打率.296・7本塁打・29打点・OPS0.838という好成績を記録した[2]。左翼の守備 (32試合) では、1失策守備率.978・DRS -3という成績を記録した。次いで守備機会が多かった三塁では、DRS -3ながら無失策と堅実だった。他には一塁手及び右翼手を各5試合、二塁手を3試合守り、これら3ポジションでも無失策だった。8月1日DFAとなった[7]

アスレチックス時代

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オークランド・アスレチックス時代
(2015年8月17日)

2015年8月3日、ウェイバー公示を経てオークランド・アスレチックスへ移籍した[8]

移籍後は正三塁手として起用された[9]。ここでは47試合でプレーし、打率は移籍前より低下して.284だったが、11本塁打を含む22本の長打を放ち、長打率.530を記録した[2]。2チーム計では108試合でプレーし、打率.290・自己ベストの18本塁打・66打点という成績を記録した[2]

2016年は、三塁手及び右翼手でレギュラー格で使われて130試合に出場。打率.287・17本塁打・51打点を記録した[2]

マリナーズ時代

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シアトル・マリナーズ時代
(2017年8月29日)

2016年11月12日にポール・ブラックバーンとのトレードで、マリナーズへ移籍した[10][2]

2017年は130試合に出場して打率.256・15本塁打・66打点・2盗塁の成績を残した[2]。オフの11月2日にFAとなった[11]

オリオールズ復帰

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2018年3月3日にオリオールズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[2]。3月29日にメジャー契約を結んで開幕25人枠入りした[12]。8月10日にDFAとなり[13]、15日に自由契約となった[14]

現役引退後

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2019年9月にイスラエルの国籍を取得し、ヨーロッパ野球選手権大会に出場した[15]

2021年7月5日に東京オリンピックの野球イスラエル代表に選出された[16]。またオリンピックで戦うための準備として、アメリカ独立リーグ・アトランティックリーグロングアイランド・ダックスと7月2日から8日までの1週間限りの契約を結び[17]、6試合に出場した[18]。本大会では全5試合に出場し、唯一の勝利となったメキシコ戦で3ラン本塁打を放つなど、18打数5安打、打率.278、3本塁打、7打点の成績を残した[19][20]

2023年3月に第5回WBC2023 ワールド・ベースボール・クラシック・イスラエル代表に出場した。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2010 MIN 85 322 299 30 93 18 1 7 134 40 2 0 0 3 20 0 0 46 11 .311 .351 .448 .799
2011 154 608 564 63 139 28 2 15 216 72 2 6 0 4 40 2 0 102 15 .246 .294 .383 .677
2012 34 132 126 13 25 6 1 2 39 17 0 1 0 3 3 0 0 32 5 .198 .212 .310 .522
BOS 10 29 28 1 4 0 0 1 7 4 0 0 0 1 0 0 0 6 1 .143 .138 .250 .388
'12計 44 161 154 14 29 6 1 3 46 21 0 1 0 4 3 0 0 38 6 .188 .199 .299 .497
2013 BAL 52 170 161 20 49 14 1 8 89 23 0 2 0 1 8 0 0 33 5 .304 .335 .553 .888
2014 KC 36 119 110 8 31 5 0 2 42 11 0 0 0 1 7 0 1 27 4 .282 .328 .382 .710
TOR 50 165 154 12 37 11 1 2 56 19 1 1 0 3 7 0 1 35 4 .240 .273 .364 .636
'14計 86 284 264 20 68 16 1 4 98 30 1 1 0 4 14 0 2 62 8 .258 .296 .371 .667
2015 58 173 162 26 48 13 0 7 82 29 2 1 1 1 9 0 0 40 4 .296 .331 .506 .838
OAK 47 205 183 33 52 10 1 11 97 37 0 1 0 1 20 3 1 40 9 .284 .356 .530 .886
'15計 105 378 345 59 100 23 1 18 179 66 2 2 1 2 29 3 1 80 13 .290 .345 .519 .864
2016 130 517 471 72 135 22 1 17 210 51 1 1 0 2 41 1 3 115 11 .287 .346 .446 .792
2017 SEA 130 500 450 54 115 19 3 15 185 66 2 2 0 8 40 0 2 122 16 .256 .314 .411 .725
2018 BAL 78 282 255 28 67 8 1 9 104 28 1 1 0 5 22 2 0 53 8 .263 .316 .408 .723
MLB:8年 786 2940 2708 332 728 146 11 87 1157 369 10 15 1 28 195 6 8 598 85 .269 .317 .427 .744

年度別投手成績

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W
H
I
P
2018 BAL 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 1 0.1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0.00 0.00
MLB:1年 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 1 0.1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0.00 0.00

年度別守備成績

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投手守備


投手(P)












2018 BAL 1 0 0 0 0 ----
MLB 1 0 0 0 0 ----
内野守備


一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B)




































2010 MIN - - 81 46 171 6 14 .973
2011 - - 147 73 260 18 20 .949
2012 - - 34 21 73 4 9 .959
BOS - - 10 5 10 0 0 1.000
'12計 - - 44 26 83 4 9 .965
2013 BAL - - 6 2 2 0 1 1.000
2014 KC - 6 5 6 0 0 1.000 26 11 46 2 5 .966
TOR 20 71 5 1 3 .987 - 40 24 67 2 5 .978
'14計 20 71 5 1 3 .987 6 5 6 0 0 1.000 66 35 113 4 10 .974
2015 5 12 2 0 0 1.000 3 2 3 0 1 1.000 10 7 16 0 1 1.000
OAK - - 45 30 93 3 9 .976
'15計 5 12 2 0 0 1.000 3 2 3 0 1 1.000 55 37 109 3 10 .980
2016 18 134 9 1 8 .993 - 68 41 122 13 9 .926
2017 SEA 118 897 64 11 98 .989 - 1 1 2 0 1 1.000
2018 BAL 2 9 0 0 0 1.000 - 39 25 77 4 6 .962
MLB 163 1123 80 13 109 .989 9 7 9 0 1 1.000 507 286 939 52 80 .959
外野守備


左翼(LF) 右翼(RF)
























2015 TOR 32 44 0 1 0 .978 5 4 0 0 0 1.000
2016 OAK 1 2 0 0 0 1.000 37 65 6 0 1 1.000
2017 SEA - 10 14 1 0 0 1.000
2018 BAL - 19 30 1 0 0 1.000
MLB 33 46 0 1 0 .979 71 113 8 0 1 1.000
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

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背番号

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  • 19(2010年 - 2011年、2014年 - 同年途中)
  • 22(2012年 - 同年途中)
  • 23(2012年途中 - 同年終了、2015年 - 同年途中)
  • 35(2013年)
  • 15(2014年途中 - 同年終了)
  • 26(2015年途中 - 2017年)
  • 2(2018年)

代表歴

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脚注

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  1. ^ “Big League dreams come true” (英語). Ajwnews.com. (2010年9月1日). オリジナルの2011年9月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110918055932/http://www.ajwnews.com/archives/7099 2011年8月24日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k MLB公式プロフィール参照。2018年4月5日閲覧。
  3. ^ Dan Connolly (2012年11月28日). “Orioles acquire INF Danny Valencia from Red Sox for cash considerations” (英語). The Baltimore Sun. http://articles.baltimoresun.com/2012-11-28/sports/bal-orioles-acquire-danny-valencia-from-boston-red-sox-for-cash-considerations-20121128_1_triple-a-norfolk-joe-mahoney-orioles-executive-vice-president 2015年8月5日閲覧。 
  4. ^ "Royals acquire infielder Danny Valencia from Baltimore for David Lough" (Press release) (英語). MLB.com (Kansas City Royals). 18 December 2013. 2016年11月14日閲覧
  5. ^ "Royals agree to terms with seven players on one-year contracts for 2014" (Press release) (英語). MLB.com (Kansas City Royals). 21 February 2014. 2015年8月5日閲覧
  6. ^ "Blue Jays trade for Valencia" (Press release) (英語). MLB.com (Toronto Blue Jays). 28 July 2014. 2015年8月5日閲覧
  7. ^ Gregor Chisholm (2015年8月1日). “Blue Jays create roster space for newcomers” (英語). MLB.com. 2015年8月5日閲覧。
  8. ^ Trevor Hass (2015年8月3日). “A's claim versatile Valencia from Blue Jays” (英語). MLB.com. 2015年8月5日閲覧。
  9. ^ 月刊Slugger2015年10月号
  10. ^ Greg Johns (2016年11月12日). “Mariners acquire Valencia from A's” (英語). MLB.com. 2016年11月14日閲覧。
  11. ^ David Adler (2017年11月5日). “Key free agents for all 30 MLB teams” (英語). MLB.com. 2017年12月30日閲覧。
  12. ^ Orioles add 4 to complete Opening Day roster” (英語). MLB.com (2018年3月29日). 2018年4月5日閲覧。
  13. ^ Brittany Ghiroli (2018年8月11日). “Mullins posts record debut, but O's drop slugfest” (英語). MLB.com. 2018年8月11日閲覧。
  14. ^ Zachary Silver (2018年8月15日). “Orioles release Valencia from contract” (英語). MLB.com. 2018年8月16日閲覧。
  15. ^ Hillel Kuttler (2019年9月5日). “Israel's Baseball Team Has a Secret Weapon – and It May Get It Into the Olympics”. Haaretz.com. 2021年9月6日閲覧。
  16. ^ キンズラーらが代表入り 東京五輪野球のイスラエル”. 日刊スポーツ (2021年7月6日). 2021年9月6日閲覧。
  17. ^ KINSLER AND VALENCIA TO PLAY WITH DUCKS JULY 2-8”. The Long Island Ducks (2021年6月21日). 2021年9月6日閲覧。
  18. ^ Statistics”. Atlantic League Professional Baseball. 2021年9月6日閲覧。
  19. ^ BASEBALL/SOFTBALL Results Book”. Olympics.com. 2021年9月6日閲覧。
  20. ^ イスラエルが記念すべき五輪初勝利 打線爆発12得点でメキシコ下し準々決勝進出決める”. Full-Count (2021年8月1日). 2021年9月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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