天送埤駅
天送埤駅 | |
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駅舎 | |
天送埤 ティエンソンピ Tiansongpi | |
◄三星 (3.5 km) (3.7 km) 清水湖► | |
所在地 | 台湾宜蘭県三星郷天福村福山街福山横巷27号 |
所属事業者 | 林務局 |
所属路線 | ■羅東森林鉄路 |
キロ程 | 18.02 km(羅東起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1926年5月18日 |
廃止年月日 | 1979年8月1日 |
天送埤駅 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 天送埤車站 |
簡体字: | 天送埤车站 |
拼音: | Tiān sòng bí Chēzhàn |
通用拼音: | Tiān sòng bí Chejhàn |
注音符号: | ㄊㄧㄢ ㄙㄨㄥ ㄅㄧ ㄔㄜ ㄓㄢˋ |
ラテン字: | Tiensongpi Station |
発音: | ティエンソンピ チャーヂャン |
台湾語白話字: | Thian-sàng-pi Chhia-thâu(車頭) |
日本語漢音読み: | てんそうひえき |
英文: | Tiansongpi Station |
旧天送埤駅 | |
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中華民国 文化資産 | |
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登録名称 | 太平山林鐵舊天送埤站 |
等級 | 歴史建築 |
建設年代 | 大正10年(1921年) |
ウェブサイト | #外部リンク参照 |
天送埤駅(てんそうひえき、ティエンソンピえき)は台湾宜蘭県三星郷にかつてあった林務局羅東森林鉄路(太平山森林鉄路羅東線)の駅。
概要
[編集]最初は1909年に宜蘭庁長(現在の宜蘭県長に相当)だった西郷菊次郎が資金を集めて結成した宜蘭軽便鉄道組合(1903年設立)という私設人車軌道が羅東駅付近から現在の台湾省道台7丙線とほぼ同一経路で当駅付近まで開通した[1]。その後台南製糖(沖縄製糖の前身)が二結糖廠の製糖事業のため運蔗路線(二結糖廠 - 天送埤)を開通させた[1]。その後台南製糖での製紙原料となる木材と、工場稼働用の電力確保のため蘭陽渓河岸の九芎湖に水力発電所を建造することになり、建設資材運搬のため九芎湖まで延長された。そして台湾電気興業が太平山森林鉄路土場駅から当駅への路線を建設し、天送埤は拠点駅となった。
太平山のベニヒで建てられた駅舎は廃止後に県の文化資産に指定されている。現在は駅舎周辺が鉄道公園として整備され、かつてこの駅にあった転車台も展示されている。この区間の一部路線を復活させる事業が進んでいる。
駅名の由来
[編集]駅所在地である現在の三星郷天福村、天山村一帯の当時の地名「天送埤」に由来するが、天送埤の地名は16世紀の清朝統治時代に移民漢人である呉沙とともにこの地を開墾した人物「許天送」に因むとされている説がある。この三星東部一帯は開墾に便利な天然の貯水池(埤)が多数あったことから、開発が進むにつれてやがて「天送埤」と命名されるようになった。その後日本統治時代に濁水渓(現蘭陽渓)に水力発電所ができ、支流である安濃渓一帯の溜め池は発電に利用されたために消失してしまった[2]。
もう一つの説では、「埤」は単に貯水池を意味し、天送埤はすなわち「天送之水天送來」またはそれを略した「天送來的水」(天送の水は天からの送り物)であるとするもの。 実際、現在の蘭陽発電廠天送埤分廠付近のものは水が干上がったことがなかったと言い伝えられており、天送埤分廠付近の件の池には樹齢数百年の2本の茄苳(アカギ)の木があり、住民はこれを夫婦樹と呼んで駅とともに三星郷の名所となっている[3][4][5]。
沿革
[編集]- 1914年(大正3年) - 私設軌道が九芎湖まで延伸開業[1]。
- 1919年(大正8年)台湾電気興業が土場 - 天送埤間を起工[1]。
- 1920年(大正9年)1月6日 - 台南製糖の路線(天送埤以東)を借用して輸送を開始[6][1]。
- 1921年(大正10年) - 天送埤以西が開通[6][7]。
- 1924年(大正13年)1月27日 - 竹林まで延伸し全線開業[1]。
- 1926年(大正15年)5月18日 - 旅客扱い開始に伴い駅を設置[6]。
- 1978年 - 当駅から土場までが台風により不通、羅東駅から当駅の折返し運転となり、事実上不通区間は廃止となる[7]。
- 1979年8月1日 - 廃止[7]。
- 2004年5月14日 - 文化部文化資産局は駅を県の指定歴史建築登録を公告[8]。
- 2012年5月19日 - 行政院農業委員会林務局羅東林区管理処は宜蘭県政府と共同で三星駅と天送埤駅間の復活運行計画を宣布した[9][10]。
- 2013年10月 - 鉄道公園起工[11]。
- 2015年6月 - 鉄道公園と当駅から九芎湖までの人車軌道跡までの遊歩道が完工、7月22日正式供用[12]。
- 2017年
- 2018年 - 駅前の周回ミニ軌道路線が開業予定[17]。
バス
[編集]最寄りの停留所は《天送埤》、《憲明國小》
!系統 | 管轄 | 事業者 | 区間 | 備考 |
1745 | 公路客運 | 国光客運 | 宜蘭転運站(宜蘭駅) - 羅東転運站(羅東駅) - 南山村 | |
1750 | 宜蘭転運站 - 太平山 | |||
1764 | 羅東転運站 - 梨山 | |||
1792 | 羅東転運站 - 三星 - 天送埤 | |||
1793 | 羅東転運站 - 天送埤 - 牛鬥 | |||
1796 | 羅東転運站 - 天送埤 - 松羅 | |||
1798 | 羅東転運站 - 智脳(楽水村) | 《天送埤》、《憲明國小》に停車 | ||
緑17 | 宜蘭県市区公車 | 国光客運 | 羅東転運站 - 長埤湖 | 《憲明國小》に停車 |
舞台となった作品
[編集]隣の駅
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 黃雯娟 (2004年12月). “日治時代叭哩沙地域的產業開發與人口成長”. 宜蘭文獻雜誌 (宜蘭縣文化局) (第69期 國家.資本.人民與開發專輯(下)): 20. ISSN 1021-4607 .
- ^ 雑誌「源」59期>蘭陽發電廠2006-09,臺灣綜合研究院/台湾電力
- ^ 天送埤夫妻樹 自然顏色
- ^ 天送埤休閒農業區解說劇本2006-12,三星地区農会/宜蘭県政府/行政院農業委員会
- ^ 雑誌「源」98期>蘭陽發電廠天山村 ─ 充滿幸福的綠色家園2013-04,台湾電力
- ^ a b c 戴寶村 (2001). 宜蘭縣史系列 (經濟類(3)宜蘭縣交通史 ed.). 宜蘭縣政府. p. 67. ISBN 9789570289909
- ^ a b c “太平山大事記”. 太平山(林務局羅東林區管理處) (2016年3月1日). 2017年12月3日閲覧。
- ^ 太平山林鐵舊天送埤站”. 行政院文化部文化資產局 (2004年5月14日). 2017年11月20日閲覧。 “
- ^ “美麗再現!太平山森林鐵路擬復駛”. 中華電視公司 (Youtube). (2012年1月29日)
- ^ “羅東林鐵 三星至天送埤復駛 再等3年”. 行政院農委會林務局羅東林管處 (2012年5月19日). 2014年4月25日閲覧。
- ^ “三星鄉天送埤「鐵道公園」開工了”. 台灣好新聞. (2013年10月22日)
- ^ “三星鄉公所啟用天送埤至九芎湖懷道”. 大紀元. (2015年7月22日)
- ^ “太平山森林鐵路「五分仔車」 三星鄉重現”. TVBS. (2017年10月10日)
- ^ “太平山森林鐵路「五分仔車」 三星鄉重現”. TVBS. (2017年10月11日)
- ^ “太平山林鐵五分仔車 月底試營運”. 自由時報. (2017年10月10日)
- ^ “昔日馳騁宜蘭田野 「復刻版」林鐵小火車下月鳴笛試車”. 自由時報. (2017年11月30日)
- ^ “林鐵懷舊車站天送埤 五分仔小火車超吸睛”. 宜蘭新聞網. (2020年6月13日)
- ^ 下一站,幸福 天送埤車站 戯劇景點(台湾電視公司)
- ^ 下一站,幸福 宜蘭縣三星鄉天送埤車站 戯劇景點(台湾電視公司)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 天送埤火車站 (TianSongPiStation) - Facebook
- 追溯,森林鐵路老車站【天送埤篇】 羅東自然教育中心/森林報-台灣山林悠遊網
- 太平山林鐵舊天送埤站 国家文化資産網(文化部文化資産局)
- 天送埤駅 宜蘭勁好玩(宜蘭県政府)