1950年のワールドシリーズ
1950年のワールドシリーズ | |||||||
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シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月4日 - 10月7日 | ||||||
殿堂表彰者 | ケーシー・ステンゲル(NYY/監督) ヨギ・ベラ(NYY) ジョー・ディマジオ(NYY) ホワイティー・フォード(NYY) ジョニー・マイズ(NYY) フィル・リズート(NYY) リッチー・アシュバーン(PHI) ロビン・ロバーツ(PHI) | ||||||
チーム情報 | |||||||
ニューヨーク・ヤンキース(NYY) | |||||||
監督 | ケーシー・ステンゲル | ||||||
シーズン成績 | 98勝56敗 | ||||||
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フィラデルフィア・フィリーズ(PHI) | |||||||
監督 | エディ・ソイアー | ||||||
シーズン成績 | 91勝63敗 | ||||||
全米テレビ中継 | |||||||
放送局 | NBC、CBS、ABC | ||||||
実況 | ジム・ブリット ジャック・ブリックハウス | ||||||
ワールドシリーズ
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1950年のワールドシリーズ(1950ねんのワールドシリーズ)は、1950年10月4日から10月7日まで行われたメジャーリーグのワールドシリーズである。
概要
[編集]第47回ワールドシリーズ。アメリカンリーグは前年の覇者ニューヨーク・ヤンキース。ナショナルリーグが1915年以来35年ぶりに出場のフィラデルフィア・フィリーズとの対戦となった。結果は4勝0敗でニューヨーク・ヤンキースが2連覇(13回目の優勝)。
試合結果
[編集]第1戦 10月4日
[編集]1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
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ヤンキース | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 |
フィリーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 |
- 勝利:ヴィク・ラスチー(1-0)
- 敗戦:ジム・コンスタンティー(0-1)
- 観客動員数: 30,746人
- コンスタンティーとラスチーの投げ合いで迎えた4回、ヤンキースは1死3塁からジェリー・コールマンの犠飛で先制。ラスチーは5回と6回以外は一人も走者を許さず完封し、ヤンキースが先勝。
第2戦 10月5日
[編集]- ヤンキースは2回、2死1、3塁からジーン・ウッドリングの遊撃内野安打で先制。一方フィリーズは5回、1死1、3塁からリッチー・アシュバーンの犠飛で追いつく。このままロバーツとレイノルズの投げ合いで延長に突入し迎えた10回、ヤンキースは先頭のディマジオが左翼にソロを放ち勝ち越し。その裏レイノルズは1死2塁のピンチを迎えるが、最後はディック・シスラーを三振に打ち取り10回を完投、ヤンキースが敵地で連勝。
第3戦 10月6日
[編集]- ヤンキースは3回、2死から四球で出塁したフィル・リズートが盗塁と相手捕手の悪送球で3塁に進むと、続くコールマンの左前打で生還し先制。一方フィリーズは6回にシスラーの適時打で追いつくと、続く7回には1死2塁からマイク・ゴリアットの中前打で逆転。リードを貰ったフィリーズ先発ケン・ハインツェルマンは8回、2死を取った後3連続四球と乱れ満塁。フィリーズはここで第1戦先発のコンスタンティーを投入するが、代打ボビー・ブラウンの打球を遊撃手グラニー・ハムナーが失策し同点。ヤンキースは続く9回、代わったマイヤーを攻め2死1、2塁からコールマンが左中間にサヨナラ打を放ち、ヤンキースが早くも王手。
第4戦 10月7日
[編集]- 一気に決めたいヤンキースは初回、1死2塁からベラの適時打で先制すると続くディマジオの2塁打で2-0とし、早くもミラーをKO。さらに6回には1回からロングリリーフのコンスタンティーをとらえ、ベラのソロ、ブラウンの3塁打、ハンク・バウアーの犠飛で3点を加え5点差とする。一方ヤンキース先発の新人フォードは8回まで無失点、9回も走者を2人出しながら2死までこぎつけたが、アンディ・セミニックの飛球を左翼手ウッドリングが落球し2点を失い、さらにゴリアットにも左前打を打たれたところでフォードは無念の降板。代わったレイノルズは代打スタン・ロパタを空振り三振に打ち取り、ヤンキースが4連勝で2年連続シリーズ制覇を決めた。
外部リンク
[編集]baseball-reference.com1950 World Series