2000年のオリックス・ブルーウェーブ

2000年のオリックス・ブルーウェーブ
成績
	パシフィック・リーグ4位
	64勝67敗4分勝率.489
本拠地
都市	兵庫県神戸市
球場	グリーンスタジアム神戸
球団組織
オーナー	宮内義彦
経営母体	オリックス
球団社長	岡添裕
監督	仰木彬
選手会長	田口壮
キャッチフレーズ
	JUST WIN, 2000
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2000年のオリックス・ブルーウェーブでは、2000年のオリックス・ブルーウェーブの動向についてまとめる。

この年のオリックス・ブルーウェーブは、仰木彬監督の7年目のシーズンである。キャッチフレーズは「JUST WIN, 2000」。

このシーズン終了後、イチローがポスティングシステムを利用して、シアトル・マリナーズに移籍した。

概要

前年まで長くチームのエースとして君臨した星野伸之が前年末にFAで阪神に移籍したこともあり開幕前からAクラス入りを不安視する声が一部で上がったが、田口壮やイチロー、藤井康雄といった1995年・1996年の2連覇時の主力選手は健在だった。過去2年間躓いていた4月を13勝8敗と勝ち越して開幕ダッシュに成功し、調子の上がらなかったダイエー・西武に代わって首位に立ち、またパ・リーグ4球団が3ゲーム差でひしめく中で4年ぶりの優勝が期待された。しかし、8月に11勝14敗と負け越して日本ハムに抜かれると9月以降も巻き返せず上位への取りこぼしが目立ち、最後は阪急時代の1988年以来12年ぶりの4位でシーズンを終えた。シーズン終了後、イチローがマリナーズへ移籍しチームは転換期を迎えることになる。

チーム成績

レギュラーシーズン

オーダー変遷
	開幕：4/1		5/2		6/1		7/1		8/1		9/1
1	左	田口壮	左	田口壮	左	田口壮	左	田口壮	左	田口壮	遊	塩崎真
2	二	大島公一	二	大島公一	二	大島公一	二	大島公一	二	大島公一	二	五十嵐章人
3	中	谷佳知	中	谷佳知	中	谷佳知	中	谷佳知	一	谷佳知	中	谷佳知
4	右	イチロー	右	イチロー	右	イチロー	右	イチロー	右	イチロー	指	藤井康雄
5	指	ニール	指	ニール	一	藤井康雄	指	小川博文	三	小川博文	三	アリアス
6	一	藤井康雄	一	藤井康雄	指	ニール	一	藤井康雄	指	藤井康雄	一	五島裕二
7	三	アリアス	三	アリアス	三	アリアス	三	アリアス	中	ナナリー	右	松元秀一郎
8	捕	日高剛	捕	日高剛	捕	日高剛	捕	日高剛	捕	三輪隆	捕	日高剛
9	遊	塩崎真	遊	塩崎真	遊	斉藤秀光	遊	塩崎真	遊	塩崎真	左	田口壮
	投	小林宏	投	川越英隆	投	ブロウズ	投	川越英隆	投	小林宏	投	加藤伸一

^[1]

2000年パシフィック・リーグ順位変動
順位	4月終了時		5月終了時		6月終了時		7月終了時		8月終了時		最終成績
1位	日本ハム	--	西武	--	西武	--	ダイエー	--	西武	--	ダイエー	--
2位	西武	0.5	オリックス	--	ダイエー	0.0	西武	0.5	日本ハム	2.5	西武	2.5
3位	オリックス	0.5	ダイエー	2.0	日本ハム	1.5	オリックス	2.5	ダイエー	3.0	日本ハム	4.5
4位	ダイエー	2.0	日本ハム	4.0	オリックス	2.0	日本ハム	4.5	オリックス	6.0	オリックス	8.0
5位	近鉄	6.0	近鉄	7.0	近鉄	6.5	ロッテ	6.5	ロッテ	10.5	ロッテ	9.0
6位	ロッテ	9.0	ロッテ	8.0	ロッテ	8.0	近鉄	10.0	近鉄	14.0	近鉄	15.0
期間成績	13勝8敗勝率.619		11勝9敗勝率.550		7勝12敗1分勝率.368		10勝9敗勝率.526		11勝14敗2分勝率.440		12勝15敗1分勝率.444

2000年パシフィック・リーグ最終成績
順位	球団	勝	敗	分	勝率	差
1位	福岡ダイエーホークス	73	60	2	.549	優勝
2位	西武ライオンズ	69	61	5	.531	2.5
3位	日本ハムファイターズ	69	65	1	.515	4.5
4位	オリックス・ブルーウェーブ	64	67	4	.489	8.0
5位	千葉ロッテマリーンズ	62	67	6	.481	9.0
6位	大阪近鉄バファローズ	58	75	2	.436	15.0

オールスターゲーム2000

→詳細は「2000年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照

選出選手及びスタッフ

ポジション	名前	選出回数
コーチ	仰木彬
投手	小倉恒	初
	~~川越英隆~~	2
	戎信行▲	初
捕手	日高剛	初
二塁手	大島公一	初
外野手	イチロー	7

太字はファン投票による選出、取消線は出場辞退、▲は出場辞退選手発生による補充。

個人成績

投手成績

色付きは規定投球回数（135イニング）以上の選手
太字はリーグ最高

選手	登板	先発	完投	完封	無四球	勝利	敗戦	セ丨ブ	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P

/戎信行	21	17	8	1	0	8	2	0	552	135.0	119	10	32	8	73	3	0	59	49	3.27	1.12
/小倉恒	48	3	0	0	0	9	5	10	419	105.2	87	11	22	1	72	1	0	36	35	2.98	1.03
/カルロス	42	13	1	0	0	7	4	4	468	104.1	108	12	51	2	80	1	0	64	61	5.26	1.52
/金田政彦	18	16	3	1	0	6	6	0	419	97.1	95	8	36	4	57	1	0	41	38	3.51	1.35
/加藤伸一	24	14	4	0	0	3	6	0	402	94.0	103	15	23	2	42	1	3	57	52	4.98	1.34
/小林宏	19	17	2	2	1	5	9	0	432	93.1	116	14	45	3	47	4	0	70	70	6.75	1.73
/川越英隆	15	15	2	1	0	8	6	0	400	92.2	100	5	31	0	71	3	0	43	39	3.79	1.41
/杉本友	19	14	2	0	0	4	8	0	349	77.0	79	11	40	4	65	2	0	53	49	5.73	1.55
/ブロウズ	14	10	1	0	0	5	4	0	309	68.1	74	7	40	3	45	1	6	48	41	5.40	1.67
/高橋功一	49	1	0	0	0	2	2	0	258	58.0	53	10	37	0	42	6	0	33	32	4.97	1.55
/嘉㔟敏弘	21	5	0	0	0	1	4	0	237	54.2	55	10	23	0	47	4	0	33	31	5.10	1.43
/牧野塁	34	0	0	0	0	2	3	2	212	48.2	36	8	33	1	44	2	0	19	17	3.14	1.42
/木田優夫	24	0	0	0	0	3	3	3	196	41.1	55	7	18	1	31	1	0	29	26	5.66	1.77
/岩下修一	44	0	0	0	0	1	0	0	134	30.1	19	1	25	2	31	2	0	15	13	3.86	1.45
/岸川登俊	17	4	0	0	0	0	1	0	132	26.0	43	6	14	1	19	3	1	23	21	7.27	2.19
/栗山聡	16	1	0	0	0	0	1	0	108	20.2	37	6	11	0	13	5	0	22	21	9.15	2.32
/水尾嘉孝	9	2	0	0	0	0	1	0	80	17.1	20	1	8	0	13	0	0	12	10	5.19	1.62
/山口和男	9	2	0	0	0	0	0	1	69	15.0	14	0	13	0	10	1	0	4	4	2.40	1.80
/徳元敏	4	0	0	0	0	0	0	0	29	6.0	8	0	2	1	2	0	0	4	1	1.50	1.67
/平井正史	5	0	0	0	0	0	1	0	16	3.2	3	2	3	0	0	0	0	3	3	7.36	1.64
/木村昌広	5	1	0	0	0	0	1	0	16	2.1	1	0	7	1	2	0	0	4	4	15.43	3.43
/五十嵐章人	1	0	0	0	0	0	0	0	4	1.0	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0.00	1.00

打撃成績

色付きは規定打席（418打席）以上の選手
太字はリーグ最高

選手	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S

/谷佳知	134	584	529	78	150	26	3	9	209	73	23	9	1	7	43	0	4	71	14	.284	.338	.395	.733
/田口壮	129	578	509	77	142	26	3	8	198	49	9	2	11	0	55	1	3	80	12	.279	.353	.389	.742
/大島公一	119	509	382	64	108	17	1	1	130	33	1	1	35	2	90	0	0	46	4	.283	.418	.340	.758
/塩崎真	130	462	393	45	103	17	6	1	135	35	5	7	20	4	41	0	4	69	7	.262	.335	.344	.678
/アリアス	116	461	412	66	103	21	0	26	202	61	2	0	0	3	43	4	3	110	6	.250	.323	.490	.814
/イチロー	105	459	395	73	153	22	1	12	213	73	21	1	0	6	54	16	4	36	3	.387	.460	.539	.999
/藤井康雄	112	325	280	36	64	15	2	18	137	54	0	0	0	6	36	2	2	62	2	.229	.315	.489	.804
/日高剛	101	307	256	31	52	9	0	6	79	34	1	1	11	2	35	0	3	34	6	.203	.304	.309	.613
/小川博文	101	269	241	28	63	10	0	5	88	45	3	1	1	3	24	1	0	66	4	.261	.325	.365	.690
/五十嵐章人	112	221	180	30	43	8	0	4	63	26	0	1	9	2	30	1	0	24	4	.239	.344	.350	.694
/ニール	55	185	156	21	35	6	0	7	62	28	0	0	0	1	25	0	3	47	5	.224	.341	.397	.738
/三輪隆	74	170	143	11	26	4	0	2	36	7	1	0	13	1	11	0	2	23	5	.182	.248	.252	.500
/五島裕二	45	134	122	13	32	6	0	2	44	16	0	1	0	0	12	0	0	25	4	.262	.328	.361	.689
/ナナリー	42	134	115	18	19	7	0	5	41	15	2	0	0	0	19	1	0	44	3	.165	.284	.357	.640
/藤立次郎	71	123	109	7	29	7	0	3	45	23	0	1	0	1	13	0	0	24	4	.266	.341	.413	.754
/マルセド	23	85	80	9	18	2	1	2	28	15	0	0	0	1	4	0	0	14	0	.225	.259	.350	.609
/佐竹学	55	83	75	14	16	6	1	2	30	10	1	2	1	1	5	0	1	22	1	.213	.268	.400	.668
/松元秀一郎	38	55	42	5	7	1	0	0	8	4	0	3	4	0	9	0	0	11	0	.167	.314	.190	.504
/葛城育郎	12	30	26	4	5	2	0	2	13	3	1	0	0	0	3	0	1	10	0	.192	.300	.500	.800
/斉藤秀光	58	25	22	5	2	0	0	0	2	2	2	0	0	0	3	0	0	9	0	.091	.200	.091	.291
/福留宏紀	15	21	19	0	1	0	0	0	1	1	0	0	0	1	1	0	0	6	1	.053	.095	.053	.148
/河野亮	7	10	9	1	1	0	0	1	4	3	0	0	0	0	0	0	1	3	0	.111	.200	.444	.644
/南渕時高	8	9	7	1	2	0	0	0	2	0	0	0	0	0	2	0	0	2	0	.286	.444	.286	.730
/高橋信夫	9	7	7	0	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	0	2	1	.143	.143	.143	.286
/嘉㔟敏弘	27	5	4	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	2	0	.000	.200	.000	.200
/杉本尚文	11	3	2	0	1	0	0	0	1	0	0	0	1	0	0	0	0	1	0	.500	.500	.500	1.000
/柳沢裕一	9	3	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	0	1	0	.000	.000	.000	.000

できごと

選手・スタッフ

^[2]

表彰選手

リーグ・リーダー
選手名	タイトル	成績	回数
イチロー	首位打者	.387	7年連続7度目
イチロー	最高出塁率	.460	2年連続5度目
戎信行	最優秀防御率	3.27	初受賞

ベストナイン
選手名	ポジション	回数
大島公一	二塁手	4年ぶり2度目
イチロー	外野手	7年連続7度目
ゴールデングラブ賞
選手名	ポジション	回数
大島公一	二塁手	3年ぶり3度目
イチロー	外野手	7年連続7度目
田口壮	外野手	3年ぶり4度目
センチュリーベストナイン^{[注 1]}^[3]
選手名	ポジション
イチロー	外野手
オールセンチュリーチーム^[3]
選手名	ポジション	備考
山田久志	投手	球団OB
福本豊	外野手	球団OB

ドラフト

→詳細は「2000年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照

順位	選手名	ポジション	所属	結果
1位	内海哲也	投手	敦賀気比高	拒否・東京ガス入社
2位	大久保勝信	投手	松下電器	入団
3位	上村和裕	捕手	北照高	入団
4位	相木崇	投手	福岡大学	入団
5位	開田博勝	外野手	三菱重工長崎	拒否
6位	高見澤考史	外野手	東京ガス	入団
7位	北川智規	投手	横浜国立大学	入団
8位	高橋浩司	捕手	志度高	入団
9位	庄司大介	外野手	元河合楽器	入団

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ オールセンチュリーチームにも同時選出。

出典

^ 『2001 ベースボール・レコード・ブック』ベースボール・マガジン社、2000年。ISBN 4-583-03599-3。
^ “オリックス・バファローズ　Legend Of Bs2013　Miracle！夢が叶ったあの時”. オリックス・バファローズ. 2015年9月22日閲覧。
^ ^a ^b 『2001 ベースボール・レコード・ブック』ベースボール・マガジン社、2000年、60頁。ISBN 4-583-03599-3。

この項目は、野球に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球/P野球）。

[3] オールセンチュリーチームにも同時選出。

[BRB2001-1] 『2001 ベースボール・レコード・ブック』ベースボール・マガジン社、2000年。ISBN 4-583-03599-3。

[2] “オリックス・バファローズ　Legend Of Bs2013　Miracle！夢が叶ったあの時”. オリックス・バファローズ. 2015年9月22日閲覧。

[BRB01_60-4] 『2001 ベースボール・レコード・ブック』ベースボール・マガジン社、2000年、60頁。ISBN 4-583-03599-3。

[1]

[2]

[注 1]

[3]

オリックス・ブルーウェーブ 2000
監督	72 仰木彬
一軍コーチ	88 河村英文（投手） 81 神部年男（投手） 87 高畠康真（打撃） 77 弓岡敬二郎（守備走塁） 74 松山秀明（守備走塁） 70 中沢伸二（バッテリー） 96 安田昌玄（トレーニング） 82 ハンセン（巡回キャッチング）
二軍監督・コーチ	69 新井宏昌（監督兼打撃） 75 佐藤義則（投手） 85 福良淳一（守備走塁） 89 別府修作（バッテリー） 78 米村理（育成兼トレーニング）
投手	1 加藤伸一 11 木田優夫（6月入団） 12 水尾嘉孝 13 牧野塁 14 山口和男 15 金田政彦 16 川口知哉 17 前田和之 18 杉本友 19 木村昌広 20 川越英隆 21 野田浩司 22 小林宏 26 岩下修一 27 小倉恒 33 平井正史 34 川崎泰央 36 岸川登俊 39 ウィリー 40 徳元敏 41 高橋功一 43 ブロウズ（4月入団） 48 太田敦士 57 杉本潔彦 61 栗山聡 65 戎信行 91 カルロス
捕手	2 三輪隆 32 柳沢裕一 47 日高剛 49 杉本尚文 50 久保充広 66 東政敏
内野手	4 今村文昭 5 ジョージ→アリアス 23 小川博文 24 河野亮 25 佐竹学 29 五十嵐章人 30 相川良太 31 塩崎真 35 南渕時高 45 五島裕二 52 大島公一 54 斉藤秀光 55 萩原淳 56 福留宏紀 99 ニール
外野手	00 藤立次郎 0 松元秀一郎 3 葛城育郎 6 田口壮 8 藤井康雄 9 嘉㔟敏弘 10 谷佳知 37 高橋信夫 42 ナナリー（6月入団） 44 マルセド 46 迎祐一郎 51 イチロー 60 田中雅興

2000年のオリックス・ブルーウェーブ
成績
パシフィック・リーグ4位
64勝67敗4分勝率.489
本拠地
都市	兵庫県神戸市
球場	グリーンスタジアム神戸

球団組織
オーナー	宮内義彦
経営母体	オリックス
球団社長	岡添裕
監督	仰木彬
選手会長	田口壮
キャッチフレーズ
JUST WIN, 2000
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セントラル・リーグ				パシフィック・リーグ
優勝	読売ジャイアンツ	2位	中日ドラゴンズ	優勝	福岡ダイエーホークス	2位	西武ライオンズ
3位	横浜ベイスターズ	4位	ヤクルトスワローズ	3位	日本ハムファイターズ	4位	オリックス・ブルーウェーブ
5位	広島東洋カープ	6位	阪神タイガース	5位	千葉ロッテマリーンズ	6位	大阪近鉄バファローズ
：日本一　：日本シリーズ出場
日本シリーズオールスターゲームドラフト会議