Mednafen

Mednafen
Mednafen でゲームボーイアドバンス向けゲーム「luminesweeper」が動作する様子。
開発元 Mednafen Team
最新版
1.29.0 / 2022年1月18日 (2年前) (2022-01-18)
最新評価版
1.31.0-UNSTABLE / 2022年8月27日 (2年前) (2022-08-27)
リポジトリ http://sourceforge.net/projects/mednafen/
プログラミング
言語
C++
対応OS Microsoft Windows, macOS, Linux, BSD, PlayStation 3, RISC OS, Wii, AmigaOS
プラットフォーム IA-32, x86-64, PowerPC
サイズ 7.49 MB: Windows, x64
5.57 MB: Windows, x86
3.05 MB: ソースコード
サポート状況 開発中
種別 ゲームエミュレータ
ライセンス GNU GPL バージョン2.0以降
公式サイト mednafen.github.io
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Mednafen (メドナフェン)は、フリーかつオープンソースで開発されているゲームエミュレータである。

対応プラットフォームはMicrosoft Windows,[1] Linux,[1] AmigaOS, OpenBSD,[2] PlayStation 3,[3][4] RISC OS,[5] Wii[6]

名称の由来は、My Emulator Doesn't Need A Frickin' Excellent Nameの略称である。旧称はNintencer

概要

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さまざまな、オリジナルおよびサードパーティのエミュレーションコアを、1つのパッケージにバンドルし、コマンドライン入力によって実行できる(CUIOpenGL および SDL マルチシステムフリーソフトラッパー である[7][8]GPL-2.0ライセンスのもとで配布されている[9]。Mednafenの特定のエミュレータ機能は RetroArchのLibretro Coreとして移植されている[10]

特徴

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VulkanOpenGLによるハードウェアレンダリング、より高い内部解像度、アンチエイリアス機能、テクスチャフィルタリング、テクスチャ置き換え、後処理シェーダー、GTEサブピクセル精度、そしてパースペクティブコレクトテクスチャマッピングなどの追加機能をサポートしている[11][12][13]

デフォルトでGUIが無い事もあって、初心者向きではないものの、エミュレータによってはまだMednafenのコアしか選択肢がない場合もある[14]。搭載されているコアのの多くは他のエミュレータから移植だが、そオリジナルのものも含まれ、PlayStation、セガサターン、バーチャルボーイ、PCエンジンのコアは特に、高品質、互換性、高い精度で知られる[15]

また、Mednafenには、ホットキー機能と仮想システム入力を、キーボード、ジョイスティック、またはその両方に同時に再割り当てする機能がある[注 1]。どこでもセーブを行うことができ、ゲームの巻き戻しの機能も搭載する。

スクリーンショットは、ボタンを押すだけでPNGファイル形式で撮影できるほか、いくつかの異なるロスレスコーデックがサポートされた、QuickTimeファイル形式で動画を記録することも可能である[16]

ネットプレイ

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ネットプレイは以下のコアで利用できる。

  • PCエンジンシリーズ
  • PC-FX
  • ファミリーコンピュータ
  • メガドライブ
  • マスターシステム
  • スーパーファミコン
  • PlayStation
  • セガサターン(試験的)

対応するエミュレータ

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マルチエミュレータであるため、複数のプラットフォームのゲームを実行できる。0.9.19-WIPからPlayStationソフトに対応した[17]

ゲーム機 エミュレータ
Apple II/Apple II Plus[18] オリジナルのもの。
Atari Lynx[19] Handy
ゲームボーイ / カラー[20] VisualBoyAdvance
ゲームボーイアドバンス[1][20] VisualBoyAdvance
ゲームギア SMS Plus by Charles MacDonald
マスターシステム[1] SMS Plus by Charles MacDonald
ネオジオポケット / カラー NeoPop
ファミリーコンピュータ[1][20] FCE Ultra
PCエンジンスーパーグラフィックス 不明
PC-FX オリジナルのもの。Reality BoyベースのNEC V810 CPU コア。
PlayStation オリジナルのもの。
メガドライブ Genesis Plus by Charles MacDonald
セガサターン[21] オリジナルのもの。
スーパーファミコン bsnes
PCエンジン[19][20] オリジナルのもの。CD-ROM2 インタフェースはPC2eベース。
バーチャルボーイ オリジナルのもの。Reality BoyベースのNEC V810 CPU コア。
ワンダースワン[19] Cygne

フロントエンド

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Debianで動作するMednaffe v0.8.4
Windows 7で動作するMedLaunch v0.5.7.0

GUIを備えた、複数の開発中のMedanfen用フロントエンド[注 2]が存在する。元はコマンドラインアプリのため、これらのようなフロントエンドを使用したほうが使い勝手はよい。 以下に挙げたもの以外にも、複数のフロントエンドが開発されている[17]

GUI OS 詳細説明 リポジトリ
Mednaffe Linux, Windows C言語で書かれており、GTKを使用している。Mednafenのすべての設定が可能でありながら、簡単なゲーム管理機能を搭載する[22][23] [1]
MedLaunch Windows .NET 4.5.2を使用して、C# WPFによって記述されている。これにより、すべてのMednafenの設定やコントローラ設定などを行うことができ、DATファイル参照とオンラインスクレイピング機能を有した動的ゲームライブラリを備えている[24][25] [2]
MedGui Reborn Windows .NET Framework 2.0を使用し、VB .NET で書かれている。すべてのMednafenの設定に対応し、多くのゲームユーティリティを備え、ネットプレイセッションを簡単に実行できるようになっている[26][27] [3]
MedSat Windows セガサターンソフトの動作のみに対応する。 [4]

脚注

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注釈

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  1. ^ Mednafenで使用されているエミュレーションのスレッドモデルとSDLの制限により、ジョイスティックはレイテンシがわずかに少ないため、ゲームをプレイするにはジョイスティックが推奨されている。ただ、ほとんどの人にとって認識できない程度の遅延にとどまる。
  2. ^ フロントエンドとは、Webサービスやソフトウェアで直接ユーザーの目に触れる部分を指す。

出典

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  1. ^ a b c d e Pot, Justin (September 29, 2010). “Mednafen – A Simple Cross-Platform Emulator To Play Your Old Games”. MakeUseOf. November 9, 2011時点のオリジナルよりアーカイブApril 13, 2012閲覧。
  2. ^ Mednafen”. OpenPorts.se (February 21, 2016). October 31, 2017時点のオリジナルよりアーカイブFebruary 21, 2016閲覧。
  3. ^ Addicted_to_Mod (September 30, 2011). “Mednafen-PS3 emulator released -- built on 9/30/11”. Jailbreak Scene. April 13, 2012閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ mednafen-ps3”. Google Code. April 5, 2012時点のオリジナルよりアーカイブApril 13, 2012閲覧。
  5. ^ Gransden, Chris (April 12, 2012). “Mednafen - multi-system emulator released”. riscos.info. August 8, 2012時点のオリジナルよりアーカイブApril 13, 2012閲覧。
  6. ^ wii-mednafen”. 2014年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ2014年3月2日閲覧。
  7. ^ Mednafen  — Ubuntu Apps Directory”. Ubuntu.com. Canonical Ltd.. 27 November 2013時点のオリジナルよりアーカイブ16 July 2013閲覧。
  8. ^ Package mednafen-0.8.13-1003”. Fink (March 27, 2012). June 12, 2012時点のオリジナルよりアーカイブApril 13, 2012閲覧。
  9. ^ Introduction to Mednafen”. Mednafen. SourceForge. April 18, 2012時点のオリジナルよりアーカイブApril 13, 2012閲覧。
  10. ^ Libretro”. GitHub. 2023年6月8日閲覧。
  11. ^ Beetle PSX HW – Experimental texture replacement now available! – Libretro”. 2023年6月8日閲覧。
  12. ^ Mednafen/Beetle PSX – PGXP arrives! – Libretro”. 2023年6月8日閲覧。
  13. ^ GitHub - libretro/beetle-psx-libretro: Standalone port/fork of Mednafen PSX to the Libretro API.”. GitHub (15 October 2021). 2023年6月8日閲覧。
  14. ^ マルチエミュ Mednafen 1.31.0-UNSTABLEがリリースされました”. EmuLog (2022年8月29日). 2023年6月9日閲覧。
  15. ^ Mednafen - Emulation General Wiki”. emulation.gametechwiki.com. 2023年6月9日閲覧。
  16. ^ Mednafen - Multi-system Emulator”. mednafen.github.io. 2023年11月2日閲覧。
  17. ^ a b Mednafen - PSエミュレータ @ ウィキ”. Mednafen - PSエミュレータ @ ウィキ. 2023年11月2日閲覧。
  18. ^ Mednafen 1.22.0-UNSTABLE”. Mednafen Forum. 22 March 2019時点のオリジナルよりアーカイブ20 April 2019閲覧。
  19. ^ a b c Riley, Jeremy. “Arcade Machine Build Documentation”. Arcade Machine Reloaded. flashingblade.net. 24 January 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。16 July 2013閲覧。
  20. ^ a b c d Garnett, Alex (September 6, 2011). “Mednafen review”. PC Advisor. オリジナルのOctober 22, 2012時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121022104546/http://www.pcadvisor.co.uk/reviews/game/3301517/mednafen-review/ April 13, 2012閲覧。 
  21. ^ Mednafen Emulator Includes Experimental Saturn Emulation in Its Latest Release”. Segalization (7 August 2016). 10 August 2016時点のオリジナルよりアーカイブ19 August 2016閲覧。
  22. ^ Debian -- Details of package mednaffe in stretch”. Debian. 2018年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ2017年5月16日閲覧。
  23. ^ GitHub - AmatCoder/mednaffe: A front-end (GUI) for mednafen emulator”. GitHub. 2017年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ2017年5月16日閲覧。
  24. ^ GitHub - Asnivor/MedLaunch: A Windows (.NET) Front-End for the Mednafen Emulator”. GitHub. 2018年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ2017年7月17日閲覧。
  25. ^ MedLaunch = A Windows Front-End for Mednafen”. 2018年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ2019年5月11日閲覧。
  26. ^ SourceForge - MedGui Reborn & MetroMed”. 2017年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ2017年7月26日閲覧。
  27. ^ Mednafen Forums - MedGui Reborn & MetroMed”. 2017年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ2017年7月26日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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