シャルル・ピック
シャルル・ピック | |
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基本情報 | |
フルネーム | Charles Pic |
略称表記 | PIC |
国籍 | フランス |
出身地 | 同・ドローム県モンテリマール |
生年月日 | 1990年2月15日(34歳) |
F1での経歴 | |
活動時期 | 2012-2013 |
過去の所属チーム | '12 マルシャ '13 ケータハム |
出走回数 | 39 |
タイトル | 0 |
優勝回数 | 0 |
表彰台(3位以内)回数 | 0 |
通算獲得ポイント | 0 |
ポールポジション | 0 |
ファステストラップ | 0 |
初戦 | 2012年オーストラリアGP |
最終戦 | 2013年ブラジルGP |
シャルル・ピック(Charles Pic, 1990年2月15日 - )は、フランス出身のレーシングドライバー。文献によっては英語読みに準じてチャールズ・ピックと表記されることもあるが、フランス語読みではシャルルとなる。
経歴
[編集]初期の経歴
[編集]ドローム県モンテリマールにて生まれる。2002年よりレーシングカートを始め、2004年にフランスのジュニアカテゴリにおける大会に優勝し、2005年よりICAジュニアカートのヨーロッパ選手権の西部地区大会で優勝を果たすなどの功績から、翌年よりフランス・フォーミュラ・ルノーの下位カテゴリであるフォーミュラ・ルノー・キャンパスにステップアップした。 2006年はLa Filièreより参戦。8度の表彰台と1回の優勝でランキング3位に終わった。続く2007年にフランス・フォーミュラ・ルノー2.0にユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0に参戦。フランス・フォーミュラ・ルノー2.0では4度の表彰台を獲得したものの優勝は果たせずランキング4位に終わったが、ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0では6度の表彰台の内1回優勝を果たし、ランキング3位となった。
2008年よりフォーミュラ・ルノー3.5にステップアップ。所属チームはテック1・レーシング。第3戦モンテカルロ市街地コースにてポールポジションとファステストラップを記録しての完全勝利を果たし、第7戦ブガッティ・サーキットの初日レースにて優勝するなどランキング6位となり、テック1・レーシングのチームチャンピオン獲得に大きく貢献した。 2009年も同チームに残留。第5戦シルバーストン・サーキットにおいて2日目のレースと、第8戦ニュルブルクリンクでの2日目のレースにて優勝を果たし、ランキング3位に入り前年度よりも好戦績でシーズンを終えた。
GP2
[編集]フォーミュラ・ルノーでの活躍から、2009年から2010年のGP2アジアシリーズに参戦。アーデン・インターナショナルに所属した。チームメイトはロドルフォ・ゴンザレス。バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されたレースにて優勝を果たした。その年のGP2メインシリーズにも参戦し、開幕戦が開催されたカタロニア・サーキットにて優勝を果たした。
2011年のGP2アジアシリーズ、及びメインシリーズよりバルワ・アダックスに移籍。チームメイトはギド・ヴァン・デル・ガルデとなった。 GP2アジアではノーポイントに終わったが、GP2メインシリーズではスペインとモナコにて2勝を挙げ、デル・ガルデに3ポイント差をつけてランキング4位となった。(但し、ヴァン・デル・ガルデはGP2アジアにて2度の表彰台を獲得しているので、16ポイントでランキング3位である。)
F1
[編集]2012年
[編集]2011年11月27日、ヴァージン・レーシングは2012年よりピックをレギュラードライバーとして起用することを発表した。チームメイトはティモ・グロックとなる[1][2]。 後にヴァージンはマルシャ・モーターズに株式売却したため初出走はマルシャF1チームからとなった。戦闘力の低いマシンであったが、時折グロックを上回るパフォーマンスをみせることもあった。最終戦ブラジルグランプリではグロックのチームにおけるベストリザルトと並ぶ12位に入った。また、根気強く周回数を重ねたため年間の被オーバーテイク数は70を数え、F1新記録を樹立している[3]。
2013年
[編集]2013年はケータハムF1チームへの移籍が発表された。ヴァージン時代も含め、このチームでデビューしたドライバーが2年目もF1を走るのは初めてのことである。
2014年
[編集]2014年はレギュラーシートを獲得することが出来ず、ロータスのリザーブドライバーとして契約した[4]。その一方、新たに開催されたフォーミュラEにおいてアンドレッティ・フォーミュラEチームより参戦している[5]。
DAMS
[編集]2022年2月、FIA-F2およびフォーミュラEに参戦しているDAMSを買収し、ピックがチームの全権を取得することが発表された[6]。
レース戦績
[編集]年 | シリーズ | チーム | レース | 勝利 | PP | FL | 表彰台 | ポイント | ランキング |
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2006 | フォーミュラ・ルノー・キャンパス | La Filière | 13 | 1 | 2 | ? | 8 | 162 | 3位 |
2007 | ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー | SG Formula | 14 | 1 | 2 | 1 | 6 | 88 | 3位 |
フランス・フォーミュラ・ルノー | 13 | 0 | 1 | 0 | 4 | 69 | 4位 | ||
2008 | フォーミュラ・ルノー3.5 | Tech 1 Racing | 17 | 2 | 1 | 2 | 4 | 69 | 6位 |
2009 | 16 | 2 | 2 | 3 | 3 | 94 | 3位 | ||
2009–10 | GP2アジア | Arden International | 8 | 1 | 1 | 0 | 2 | 18 | 5位 |
2010 | GP2 | Arden International | 20 | 1 | 1 | 0 | 2 | 28 | 10位 |
2011 | GP2アジア | Barwa Addax Team | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 18位 |
GP2 | 18 | 2 | 3 | 0 | 5 | 52 | 4位 |
フォーミュラ・ルノー3.5 シリーズ
[編集]年 | チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 順位 | ポイント |
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2008年 | テック1・レーシング | MNZ 1 9 | MNZ 2 3 | SPA 1 Ret | SPA 2 12 | MON 1 1 | SIL 1 15 | SIL 2 13 | HUN 1 18 | HUN 2 9 | NÜR 1 Ret | NÜR 2 12 | LMS 1 1 | LMS 2 6 | EST 1 Ret | EST 2 2 | CAT 1 8 | CAT 2 8 | 6位 | 69 |
2009年 | CAT 1 DNS | CAT 2 6 | SPA 1 4 | SPA 2 Ret | MON 1 9 | HUN 1 11 | HUN 2 8 | SIL 1 7 | SIL 2 1 | BUG 1 6 | BUG 2 Ret | ALG 1 4 | ALG 2 2 | NÜR 1 6 | NÜR 2 1 | ALC 1 13 | ALC 2 11 | 3位 | 95 |
GP2シリーズ
[編集]年 | チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 総合順位 | ポイント |
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2010年 | アーデン・インターナショナル | ESP FEA 1 | ESP SPR 7 | MON FEA 11 | MON SPR 7 | TUR FEA Ret | TUR SPR DNS | EUR FEA 6 | EUR SPR 5 | GBR FEA 10 | GBR SPR 8 | GER FEA 3 | GER SPR 17 | HUN FEA 11 | HUN SPR 9 | BEL FEA 4 | BEL SPR Ret | ITA FEA 11 | ITA SPR 8 | ABU FEA 20 | ABU SPR 12 | 10位 | 28 |
2011年 | バルワ・アダックス・チーム | TUR FEA 7 | TUR SPR 4 | ESP FEA 1 | ESP SPR 19 | MON FEA 8 | MON SPR 1 | EUR FEA Ret | EUR SPR Ret | GBR FEA 11 | GBR SPR 10 | GER FEA 2 | TUR SPR DSQ | HUN FEA 2 | HUN SPR 13 | BEL FEA Ret | BEL SPR 19 | ITA FEA 2 | ITA SPR Ret | 4位 | 52 |
GP2アジアシリーズ
[編集]年 | エントラント | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 順位 | ポイント |
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2009-10年 | アーデン・インターナショナル | YMC1 FEA Ret | YMC1 SPR 15 | YMC2 FEA 10 | YMC2 SPR 8 | BHR1 FEA 5 | BHR1 SPR 1 | BHR2 FEA 3 | BHR2 SPR 19 | 5位 | 18 |
2011年 | バルワ・アダックス・チーム | YMC FEA 9 | YMC SPR 21 | IMO FEA 21 | IMO SPR 11 | 18位 | 0 |
F1
[編集]年 | チーム | シャシー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | WDC | ポイント |
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2012年 | マルシャ | MR01 | AUS 15 | MAL 20 | CHN 20 | BHR Ret | ESP Ret | MON Ret | CAN 20 | EUR 15 | GBR 19 | GER 20 | HUN 20 | BEL 16 | ITA 16 | SIN 16 | JPN Ret | KOR 19 | IND 19 | ABU Ret | USA 20 | BRA 12 | 21位 | 0 |
2013年 | ケータハム | CT03 | AUS 16 | MAL 14 | CHN 16 | BHR 17 | ESP 17 | MON Ret | CAN 17 | GBR 16 | GER 17 | HUN 15 | BEL Ret | ITA 17 | SIN 19 | KOR 14 | JPN 18 | IND Ret | ABU 19 | USA 20 | BRA Ret | 20位 | 0 | |
2014年 | ロータス | E22 | AUS | MAL | BHR | CHN | ESP | MON | CAN | AUT | GBR | GER | HUN | BEL | ITA TD | SIN | JPN | RUS | USA | BRA | ABU | - | - |
(key)
フォーミュラE
[編集]年 | チーム | 車両 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 順位 | ポイント |
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2014年-15年 | アンドレッティ・オートスポーツ | スパーク-ルノー・SRT 01E | BEI 4 | PUT | PDE | BNA | 17位 | 12 | |||||||
チャイナ・レーシング | MIA 17 | LBH 16 | MON | BER | MOS | LON | LON |
(key)
脚注
[編集]- ^ “ヴァージン、2012年のシャルル・ピックの起用を発表”. F1 Gate.com. (2011年11月28日) 2011年11月28日閲覧。
- ^ “CHARLES PIC-KED - Marussia Virgin Racing Completes 2012 Race Driver Line-up”. マルシャ・ヴァージン・レーシング. (2011年11月27日) 2011年11月28日閲覧。
- ^ シャルル・ピック、F1史上最も多くオーバーテイクされた記録を樹立F1通信(2012年12月1日)
- ^ “シャルル・ピック、ロータスのサードドライバーに就任”. F1-Gate.com. (2014年2月21日) 2014年9月5日閲覧。
- ^ “フォーミュラE:アンドレッティ、シャルル・ピックの起用を発表”. F1-Gate.com. (2014年9月13日) 2014年9月13日閲覧。
- ^ 元F1ドライバーのシャルル・ピックが名門DAMSを買収。2022年はFIA F2で岩佐歩夢がドライブ motorsport.com 2022年2月19日
関連項目
[編集]- オリビエ・パニス - ピックのマネージャー、元F1ドライバー。