LMS 2-6-4T蒸気機関車 (スタニア・2気筒)
LMS 2-6-4T蒸気機関車 (スタニア・2気筒) | |
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1959年6月、Bacup駅 42444号機関車 | |
基本情報 | |
運用者 | ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道 イギリス国鉄 |
設計者 | ウィリアム・スタニア |
製造所 | LMS ダービー工場 ノース・ブリティッシュ・ロコモティブ |
製造年 | 1935年 - 1943年 |
製造数 | 206両 |
運用終了 | 1967年 |
主要諸元 | |
軸配置 | 2-6-4(1C2) |
軌間 | 1,435 mm |
長さ | 14.40 m |
機関車重量 | 89.26 t |
先輪径 | 1,003 mm |
動輪径 | 1,753 mm |
従輪径 | 1,003 mm |
シリンダ数 | 2気筒 |
シリンダ (直径×行程) | 500 mm × 660 mm |
弁装置 | ワルシャート式 |
ボイラー圧力 | 1.4 MPa |
燃料 | 石炭 |
燃料搭載量 | 3.6 t |
水タンク容量 | 9,100 l |
引張力 | 109.7 kN |
LMS 2-6-4T蒸気機関車(スタニア・2気筒)(LMS 2-6-4Tじょうききかんしゃ)は、イギリスのロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道(LMS)が導入した蒸気機関車の1形式である。ウィリアム・スタニアが設計した車輪配置 2-6-4(1C2)のタンク式蒸気機関車で、1935年から1943年までに206両が製造された。LMS 2-6-4T蒸気機関車 (スタニア・3気筒)がベースになった。
概要
[編集]LMSは2425 - 2494、次に2537 - 2672の番号を付け、イギリス国鉄は番号に40000を加算して42425 - 42494、および42537 - 42672とした。
LMSはそれらを出力区分4Pに、イギリス国鉄は4MTにそれぞれ分類した。本形式はLMS 2-6-4T蒸気機関車 (フェアバーン)の基礎となった。
1960年から廃車が始まり、1967年にすべて廃車された。本形式は現存しないが、LMS 2-6-4T蒸気機関車 (スタニア・3気筒)の2500はイギリス国立鉄道博物館に保存されており、類似の形式であるLMS 2-6-4T蒸気機関車 (フェアバーン)も2両が保存されている。
事故
[編集]詳細は「イルクバレージャンクション鉄道事故」を参照
1953年8月15日、旅客列車を牽引した機関車No. 42474は、ランカシャー州マンチェスターの Irk Valley Junctionで信号をオーバーランし電車と衝突した。ジャンクションは高架橋にあり、電車の1両がイルク川に 40フィート(12 m)落下した。10人が死亡し、58人が負傷した[1]。
脚注
[編集]- ^ Earnshaw, Alan (1993). Trains in Trouble: Vol. 8. Penryn: Atlantic Books. p. 27. ISBN 0-906899-52-4
参考文献
[編集]- Rowledge, J.W.P. (1975). Engines of the LMS built 1923–51. Oxford: Oxford Publishing Company. ISBN 0-902888-59-5.