ゴーイン・ホーム
「ゴーイン・ホーム」 | ||||
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ローリング・ストーンズの楽曲 | ||||
収録アルバム | 『アフターマス』 | |||
リリース | 1966年4月15日UK) 1966年6月20日 (US) | (|||
規格 | レコード | |||
録音 | 1965年12月7日12月10日 | -|||
ジャンル | ロック ブルースロック | |||
時間 | 11分13秒 | |||
レーベル | デッカ・レコード/アブコ・レコード(UK) アブコ・レコード(US) | |||
作詞者 | ジャガー/リチャーズ | |||
作曲者 | ジャガー/リチャーズ | |||
プロデュース | アンドリュー・ルーグ・オールダム | |||
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「ゴーイン・ホーム」(Goin' Home)は、ローリング・ストーンズの楽曲。1966年発表のアルバム『アフターマス』収録曲。作詞・作曲はミック・ジャガーおよびキース・リチャーズ。
解説
[編集]11分超の演奏時間は、ストーンズのオリジナルアルバム収録曲の中では最も長い。曲のうち、テーマの部分は最初の3分程度で、残りは全てアドリブの演奏となっている。当初はここまで長くなる予定ではなかったが、ビル・ワイマンによれば誰も演奏を途中で止める合図をしなかったため、ここまで長くなったのだという[1]。このアドリブ部分がパワフルだったため、ノーカットで収録することで全員の意見が一致し、このような形での収録になったという[2]。『アフターマス』には、これまでにない革新的な作風が多く見られたアルバムだったが、この曲もアドリブの演奏をそのまま、さらに11分という長さで全く編集せず収録するという、当時ではある種の実験だった。途中でドラムスが中断する部分があるが、これはキース・リチャーズが着ていたコートをチャーリー・ワッツに向かって投げつけたためである[1]。
アメリカの一部の放送局では、歌詞に性的な表現があるとして放送禁止の措置をとった。フランスでは、曲をA、B両面に分けてシングル・カットしている[3]。ストーンズのステージにおいては1967年にしか披露されていないが[4]、ミック・ジャガーは1995年のインタビューで「すごくブルージーな曲」と、この曲について言及している[5]。
レコーディング・メンバー
[編集]- ミック・ジャガー - ボーカル[4]
- キース・リチャーズ - エレキギター[4]
- ブライアン・ジョーンズ - ハーモニカ[4]
- ビル・ワイマン - ベース[4]
- チャーリー・ワッツ - ドラムス[4]
- イアン・スチュワート - ピアノ[4]
- ジャック・ニッチェ - タンブリン、マラカス[4]
脚注
[編集]- ^ a b 『ストーン・アローン/下』(ビル・ワイマン/レイ・コールマン著、野間けい子訳、ソニー・マガジンズ刊、1992年、ISBN 4-7897-0781-4 )106頁
- ^ 『ストーン・アローン/下』(ビル・ワイマン/レイ・コールマン著、野間けい子訳、ソニー・マガジンズ刊、1992年、ISBN 4-7897-0781-4 )130頁
- ^ 『アフターマス』日本版リマスターCD(2002年)の越谷政義による解説より。
- ^ a b c d e f g h “Going Home:” (英語). 2016年12月8日閲覧。
- ^ SIGHT VOL.14 特集「ロックの正義!!ストーンズ全100ページ」(株式会社ロッキング・オン、2003年)49頁。